2011年3月の東日本大震災から12年となりました。プロジェクト発足から現在に至るまで、日本・世界各地よりトロンボーン奏者にとどまらない多くの方々に演奏活動、動画投稿、独自のチャリティ活動の企画・運営・継続、編曲活動やアレンジのご提供、グッズ募金など、様々な形でご協力をいただきました。
“A SONG FOR JAPAN”の音楽はトロンボーンという楽器で発信され、様々な楽器やスタイルで奏でられてきました。たくさんの人々の手によって魂が宿り、様々な意味や想いがこもった作品となりました。
日本・東北へのご支援とたくさんのお気持ちに、深く感謝申し上げます。
2023年3月9日の警察庁の発表によると、死者15,900人(災害関連死を除く)、行方不明者2,523人で、1年間に新たなご遺体の発見や身元の判明がなかったのは初めてとなりました。
亡くなった方々の内訳は宮城県が9,544人と最も多く、岩手県4,675人、福島県1,614人、他9都道県で67人。行方不明者は宮城1,213人、岩手1,110人、福島196人、千葉2人、青森と茨城各1人。
身元が分からない遺体は岩手と宮城で合わせて53人。身元を確認した岩手、宮城、福島3県のご遺体の56.5%が65歳以上。死因の90.4%が溺死ということでした。
復興庁によると震災や原発事故に伴う避難で体調を崩すなどして亡くなった関連死は3789人、厚生労働省の集計では震災に関連した自殺者は248人に上るとのことです。
お亡くなりになったすべての方々のご冥福を心よりお祈りしますとともに、現在も行方不明となっている方々が一刻も早くご家族のもとに戻られることを願っております。
復興庁によると、全壊した住家被害は12万2006棟。避難生活の場は全国に及び、県外への避難者数は、福島県からが21,000人、宮城県からが1,300人、岩手県からが590人など。震災直後に推定47万人とも言われた避難者は、22年11月現在でも31,438人にのぼっています。
福島県では東京電力福島第1原子力発電所事故による放射線物質の放出・拡散により、原発周辺の6町村の一部が現在も避難指示区域(帰還困難地域)に指定されています。各町村の帰還困難地域のうち優先的に除染が進められている「特定復興再生拠点区域(復興拠点)」において、政府は2022年6月から順次避難指示を解除し、これまでに葛尾村、大熊町、双葉町で一部住民の帰還が実現したものの、帰還を望む住民は今のところ、わずかな数にとどまっているのが実情。
福島第1原発で増え続ける「処理水」を薄めて海洋放出する計画は、今年の「春から夏ごろ」の放出開始を見込んでいますが、地元漁業者らはこの放出に強く反対しています。
津波被災地では宅地や防潮堤の整備を終えて以降も人口減に歯止めがかからず、地域をどう維持するのか被災地は向き合い続けています。
A SONG FOR JAPANプロジェクトは、震災10周年となった2021年に「A SONG FOR JAPAN これまでの10年、これからの10年」と新たなステップを踏み出しました。
音楽を通じて人やコミュニティが繫がり、東日本大震災の記憶や教訓を次世代に伝えられるよう、様々なスタイルにアレンジされお寄せいただいた楽譜をはじめとするすべてのツールを今後も引き続きお使いいただける体制を維持してまいります。
被災地や全国各地で復旧・復興活動を続けておられる多くの方々が100%の元気と笑顔を取り戻されるまで、皆様の心のこもった演奏とより一層のあたたかいサポートをよろしくお願い申し上げます。
2023年3月11日
A Song For Japan” Project Continues To Support The Victims And Outcomes Of These Disasters
Twelve years have passed since the earthquake and Tsunami disaster hit the Tohoku of Japan, on the 11th of March 2011.
The team at A Song For Japan would like to express our gratitude to everyone who has supported us and prayed for Japan by donating, purchasing our products, playing the song, having and continuing charity events, and showing support in other ways.
The A Song For Japan team would like to send our condolences to the 15,900 victims, as well as the 3,789 people whose cases have been recognized as "related deaths.”
The fatalities and related deaths account for 22,212 missing people, in total. We wish to find and return these 2,523 missing people to their families as soon as possible.
The Japanese government announced that their Reconstruction Agency would continue for an additional ten years beyond what was first planned, which extends until the end of March 2031.
We hope we can continue playing heart-warming music and continue supporting the people of Japan until they have peace and 100% can smile again.
March 11th, 2023
◆ A SONG FOR JAPAN これまでの10年、これからの10年
A SONG FOR JAPANプロジェクトは、音楽を通じて人やコミュニティが繫がり、東日本大震災の記憶や教訓を次世代に伝えられるよう、様々なスタイルにアレンジされお寄せいただいた楽譜をはじめとするすべてのツールを今後も引き続きお使いいただける体制を維持してまいります。
被災地や全国各地で復旧・復興活動を続けておられる多くの方々が100%の元気と笑顔を取り戻されるまで、皆様の心のこもった演奏とより一層のあたたかいサポートをよろしくお願い申し上げます。
新型コロナウイルスの蔓延で全世界の人々の生活が脅かされている現状を例として挙げるまでもなく、自分自身や身近にいる大切な人々にいついかなる災害が襲いかかるかもわかりません。現にこの10年間には日本各地で大小様々な災害が発生しており、個々の備えや地域の体制の不足が大きな被害をもたらしています。これからのA SONG FOR JAPANプロジェクトにできることは、想いや経験を伝え、自然との共生を考え、備えること。
“誰かのために”から“自分を含めたみんなのために”へ。「被災地支援」から「防災・減災」のフェーズへと歩みを進めます。
◆ 募金活動「グッズ募金」継続のお知らせ、および新しいグッズ募金へご協力のお願い
当プロジェクトでは創始以来、独自にグッズを製作して「グッズ募金」と題した募金活動を続けてまいりました。Tシャツは累計2千枚超、ステッカーは新旧デザインあわせて1万数千枚をご購入いただき、その利益はすべて日本赤十字社「東日本大震災義援金」へお送りしてまいりました。
2021年3月31日をもってこのタイトルでの義援金の募集を終了することが日本赤十字社よりすでに発表されており、並行して「ACTION! 防災・減災」という活動の推進と展開が始まっています。
(参照: http://campaign.jrc.or.jp/bousai/)
A SONG FOR JAPANプロジェクトでは、東日本大震災によって生まれた教訓や人々の想いを共有・伝承し、防災への意識が日頃の演奏活動や生活の中で再確認できる、そんなメッセージを織り込んだグッズを製作いたします。
2021年3月31日まではこれまでと同様に日本赤十字社「東日本大震災義援金」へ送金し、2021年4月1日以降に集まった募金に関しましては日本赤十字社の「防災・減災」を含む全般的な活動に役立てていただくための寄付金としてお送りさせていただきます。
(参照: http://www.jrc.or.jp/contribute/support/)
本日より、準備が整ったアイテムから順次ご案内してまいります。ぜひ「グッズ募金」サイトをご覧いただき、これまでと変わらぬお力添えのほどをお願い申し上げます。
(※ 今後もこれまでと同様、グッズ販売で生じた利益の全額を日本赤十字社へ送金いたします。当プロジェクトおよびスタッフ個人は一切の利益を得ておりません。)
今後ともみなさまの当プロジェクトへのご理解とご協力を、何卒よろしくお願いいたします。
A SONG FOR JAPAN プロジェクト・マネージャ
品川隆
http://www.trombones.jp/
asongforjapan@gmail.com
2021年3月11日
A Song For Japan” Project Continues To Support The Victims And Outcomes Of These Disasters
Ten years have passed since the earthquake and Tsunami disaster hit the Tohoku of Japan, on the 11th of March 2011.
The team at A Song For Japan would like to express our gratitude to everyone who has supported us and prayed for Japan by donating, purchasing our products, playing the song, having and continuing charity events, and showing support in other ways.
"A Song For Japan" project continues to support the victims and outcomes of these disasters
The A Song For Japan team would like to send our condolences to the 15,900 victims, as well as the 3,775 people whose cases have been recognized as "related deaths.”
The fatalities and related deaths account for 22,000 missing people, in total. We wish to find and return these 2,525 missing people to their families as soon as possible.
Approximately 36,000 evacuees have not returned to their homes in Fukushima yet, due to the nuclear disaster.
The Japanese government announced that their Reconstruction Agency would continue for an additional ten years beyond what was first planned, which extends until the end of March 2031.
We hope we can continue playing heart-warming music and continue supporting the people of Japan until they have peace and 100% can smile again.
We are producing some new goods that we sell at our store site in order to raise further donation to the Japan Red Cross. The items can also be worldwidely shipped. Email us if interested.
A SONG FOR JAPAN Project Manager
Takashi Shinagawa
http://www.trombones.jp/
asongforjapan@gmail.com
March 11th, 2021
A SONG FOR JAPAN 楽譜ダウンロード
A SONG FOR JAPANプロジェクトでは、震災の記憶を大切に持ち続け、若い世代へ経験を継承し、想いの数々を共有することができる手段のひとつである"A SONG FOR JAPAN"の音楽を、今後もすべてのみなさまに引き続き使っていただけるようフリー・ツールとして提供いたします。
作曲者本人によるものに加え、世界各地からプロジェクトチームに寄せられたたくさんのアレンジが以下のページでいつでもどこでもダウンロードいただけます。
演奏、録音・録画、編曲などにご自由にお使いください。
グッズ募金
A SONG FOR JAPANプロジェクトでは、2011年4月より「グッズ募金」と題して、Tシャツ・ステッカーなどを製作・販売し、その利益の全額を日本赤十字社にお送りしています。
◆2021年3月31日までに集まったお金
⇒「日本赤十字社 東日本大震災義援金」への送金を通じて東日本大震災で被災した各自治体へ配分されます。
◆2021年4月1日以降に集まったお金
⇒「日本赤十字社 活動資金」へ寄付し、防災・減災の普及啓発、災害時の医療救護体制の強化などを含めた、今後いつ被災するかわからないすべての人々のいのちを救うさまざまな活動に役立てられます。